古代魚カタログ

古代魚カタログは数億年前の姿そのままに今も生き続ける古代魚を解説しているサイトです。

古代魚の種類と特徴やさしく解説しています。数億年の時を越え、太古の世界へと誘ってくれる古代魚の魅力をご紹介します。

古代魚について

古代魚というのは原始的なイメージを持つ魚類に対して付けられた便宜上の呼び名です。怪魚と呼べるような、迫力ある姿をした種類が多いのも特徴です。

古代魚には、アロワナやポリプテルスのように、実際にはそれほど古くからいたわけではない種類も含まれています。

アロワナやポリプテルスの化石が数億年前の地層から発見されたという話はもちろんありますが、それはリコプテラやパレオニスクスのことです。

確かにリコプテラやパレオニスクスはアロワナやポリプテルスの祖先である可能性も考えられていますが、現在のアロワナやポリプテルスとはあまりにもかけはなれた姿をしています。

生きた化石

古代魚の中には数億年前から姿を変えていない種類がいくつかいます。特にチョウザメとガーパイクは中生代からほとんど姿が変わっていません。

アロワナの仲間ではピラルクーとナイルアロワナも同じく原始的な姿のままです。そしてアミアも中生代の名残りをとどめている古代魚です。

原始的な古代魚

それほど古くから生き延びてきたわけではありませんが、先祖から原始的な形質を受け継いでいる古代魚がいます。それがポリプテルスです。

ポリプテルスが登場したのは人類と同じく新生代に入ってからですが、体の構造は数億年前の魚類が備えていた特徴そのものです。

怪魚と呼ばれている古代魚

アロワナのようにものすごくいかつい姿をしている種類も古代魚と呼ばれています。見た目のイメージとは違い、高度に進化した種類もしばしば含まれています。

古代魚の特徴

古くから姿を変えていない魚類も数多くいますが、なかには原始的ではない種類もみられます。

例えばピラルクーはポリプテルスよりもずっと昔から地球上にいた古代魚ですが、体の構造はポリプテルスよりも進化しています。

これはピラルクーが大昔からすでに、もう進化する必要がないほどに最先端の進化を遂げていた一方で、ポリプテルスは古い形質のまま新種として誕生したと考えることもできます。

出現年代

古生物学において古生物とされるのは、一億年以上前に出現した生物のことです。これにより、大昔から地球上にいた出現年代の古い生き物と、現在の地球で見られる多くの生き物たちと同じ時代に登場した出現年代の新しい生き物に分けることができます。

コズミン鱗

象牙質の硬鱗で、古生代の魚類が多く備えていた特徴です。

ガノイン鱗

コズミン鱗から進化したエナメル質の硬鱗で、古生代に繁栄した魚類の多くが備えていた特徴です。

歪形尾

尾ビレが上と下に伸び、特に上が長く伸びているような尾です。サメの尾をイメージするとわかりやすいでしょう。古生代の魚類が多く備えていた特徴です。

胴部の長さ

魚類は進化するにつれて総排泄口がエラの近くに移動してきます。アロワナに代表されるオステオグロッサム類(アロワナ類)は、原始的なピラルクー、近代的なアロワナ、進化の最先端にいるデンキウナギと、それぞれが現生種として生き残っていますが、なかでもデンキウナギは総排泄口がエラのすぐ後ろにあり、あとの長い部分は全て発電器官という驚異的な魚類です。

肺構造

うきぶくろは肺から進化した器官ですが、現在もまだ肺の名残りを持ち、うきぶくろが不完全な魚類もいます。肺を持つことで有名な肺魚類のうち、原始的な種類は全て絶滅してしまいましたが、肺魚類は今なお進化を続け、新しい肺魚類が現在も生き残っています。

魚類の進化と特徴

種類 出現年代 コズミン鱗 ガノイン鱗 歪形尾 胴部の長さ 肺構造
サメ 古い ×
シーラカンス 古い × ×
チョウザメ 古い × ×
アミア 古い × ×
ガーパイク 古い × ○(幼魚)
ピラルクー 古い × × ×
ポリプテルス 新しい × ×
オーストラリア肺魚 新しい × × ×
アロワナ 新しい × × × × ×
デンキウナギ 新しい × × × ×

とっておきの古代魚